rails 7.2では、新規アプリに対してデフォルトでGitHubワークフローの設定ファイルであるci.ymlが生成されるようになりました。そこで、このci.ymlの内容について簡単に解説します。 なお、[ci.ymlの最新のテンプレートはこちらでご覧になれます](https://github.com/rails/rails/blob/main/railties/lib/rails/generators/rails/app/templates/github/ci.yml.tt)。 ### scan_ruby `bin/brakeman`コマンドを実行するジョブです。 Railsの一般的なセキュリティ脆弱性がないかどうかチェックします。 ### scan_js [`bin/importmap audit`コマンド](https://github.com/rails/importmap-rails?tab=readme-ov-file#checking-for-outdated-or-vulnerable-packages)を実行するジョブです。 利用しているJavaScriptパッケージにセキュリティ上の脆弱性がないかどうかチェックします。 ### lint `bin/rubocop`コマンドを実行するジョブです。 Rubyの静的コード解析を行い設定されているルールに準拠しているかどうかチェックします。 ### test `bin/rails test`コマンドを実行するジョブです。なお、skip_system_testオプションが無効であれば、システムテストも実行します。