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一時的な環境変数設定はenvコマンドでも出来る

linux Linx使い @linux

あるコマンドの実行のためだけに一時的に環境変数を設定するには、 bashやzshでは実行したいコマンドの直前で環境変数設定をすればOKです。

具体的には、下例のように、タイムゾーンに対応する環境変数を設定(TZ=UTC)して、dateコマンドを実行することが出来ます。

$ date
Thu Jan 16 21:08:10 JST 2025
$ TZ=UTC date
Thu Jan 16 12:08:13 UTC 2025

ところが、この機能は一部の古いシェルや軽量シェルには備わっていないらしいです。 そのようなシェルでは、シェルに依存しないenvコマンドを以下のように利用して同じことが可能、という小ネタでした。

$ env TZ=UTC date
Thu Jan 16 12:08:35 UTC 2025
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PmRails 1.0をリリースしました。

wakairo @wakairo

PmRails 1.0.0をリリースしました。

PmRailsは、Ruby on Railsのアプリケーションのテストまたは開発をするためのツールセットです。 RailsやRailsが依存するものをローカル環境にインストールすることなく使用できます。 Podmanを活用し、Railsプロジェクトのための隔離されたコンテナ環境を作成します。

ご不明な点や質問などございましたら、このTopicにお気軽にお寄せ下さい。できる範囲で回答いたします。

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rails 7.2からrails 8.0への移行(アップデート、アップグレード)で必要な作業

wakairo @wakairo

Rails 8.0におけるlogger

config.loggerは、Railsアプリで用いるロガーの設定です。

rails newで生成されるconfig/environments/production.rbにおいて、 8.0からこの設定について以下の変更が行われました(この変更のPRその1PRその2)。この変更により、Kamralを用いたproduction環境ではタイムスタンプが二重に表示されなくなります。

-  # Log to STDOUT by default
-  config.logger = ActiveSupport::Logger.new(STDOUT)
-    .tap  { |logger| logger.formatter = Logger::Formatter.new }
-    .then { |logger| ActiveSupport::TaggedLogging.new(logger) }
-
-  # Prepend all log lines with the following tags.
+  # Log to STDOUT with the current request id as a default log tag.
   config.log_tags = [ :request_id ]
+  config.logger   = ActiveSupport::TaggedLogging.logger(STDOUT)

既存アプリでも、production環境でタイムスタンプが二重になっている場合には、この変更を行ってタイムスタンプが1つになるようにすると良いかもしれません。

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rails 7.2からrails 8.0への移行(アップデート、アップグレード)で必要な作業

wakairo @wakairo

Rails 8.0におけるactive_record.attributes_for_inspect

config.active_record.attributes_for_inspectは、Active Recordオブジェクトのinspectに関わる設定です。

rails newで生成されるconfig/environments/production.rbにおいて、 8.0からこの設定を行う以下のコードが追加されました(この変更のPR)。このコードの追加により、production環境ではinspectの結果に基本的にidのみが含まれるようになります。

  # Only use :id for inspections in production.
  config.active_record.attributes_for_inspect = [ :id ]

この設定はproduction環境でのパフォーマンスの悪化をさけるための変更に端を発していますので、既存アプリでもこのコードを追加すると良いかもしれません。

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rails 7.2からrails 8.0への移行(アップデート、アップグレード)で必要な作業

wakairo @wakairo
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Rails 8.0におけるaction_mailer.perform_caching

config.action_mailer.perform_cachingは、メーラーテンプレートでフラグメントキャッシングを行うかどうかの設定です。

rails newで生成されるconfig/environments/production.rbにおいて、 8.0からは以下のようにこの設定を行うコードが削除されました(この変更のPRこの変更のCommit)。このキャッシングを無効にするコードの削除により、メーラーテンプレートでのフラグメントキャッシングが有効になります。

-  # Disable caching for Action Mailer templates even if Action Controller
-  # caching is enabled.
-  config.action_mailer.perform_caching = false

既存アプリでもメーラーテンプレートでのフラグメントキャッシングを有効にしたい場合は、このコードの削除により可能です。

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rails 7.2からrails 8.0への移行(アップデート、アップグレード)で必要な作業

wakairo @wakairo
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Rails 8.0におけるsilence_healthcheck_path

config.silence_healthcheck_pathは、ログ出力を抑制すべきヘルスチェックのパスを指定する設定です。

rails newで生成されるconfig/environments/production.rbにおいて、 8.0からは以下のようにこの設定を行うコードが追加されました(この変更のPRこの変更のCommit)。

  # Prevent health checks from clogging up the logs.
  config.silence_healthcheck_path = "/up"

ヘルスチェックでログが詰まる問題が起きている場合や見やすさなどの理由でヘルスチェックのログを抑制をしたい場合は既存アプリでも同じ設定変更、つまり、設定の追加をしても良いかもしれません。

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rails 7.2からrails 8.0への移行(アップデート、アップグレード)で必要な作業

wakairo @wakairo
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Rails 8.0におけるpublic_file_server.headersとassume_ssl

rails newで生成されるconfig/environments/production.rbにおいて、 8.0からは以下の設定2つが追加されているのですが(この変更のPRこの変更のCommit)、 これは8.0からrails newで生成されるアプリでKamal 2対応が行われていることに起因するものです。

+  # Cache assets for far-future expiry since they are all digest stamped.
+  config.public_file_server.headers = { "cache-control" => "public, max-age=#{1.year.to_i}" }
   # Assume all access to the app is happening through a SSL-terminating reverse proxy.
-  # Can be used together with config.force_ssl for Strict-Transport-Security and secure cookies.
-  # config.assume_ssl = true
+  config.assume_ssl = true

ですので既存アプリでは、Kamal 2対応をしないのであればこれらの設定の追加はしなくても良いと思われます。

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rails 7.2からrails 8.0への移行(アップデート、アップグレード)で必要な作業

wakairo @wakairo

Rails 8.0におけるassets.compile

config.assets.compileは、動的なSprocketsコンパイルを有効にするかどうかの設定です。

rails newで生成されるconfig/environments/production.rbにおいて、 8.0からは以下のようにこの設定が削除されているのですが(この変更のPRこの変更のCommit)、 これは8.0からrails newで生成されるアプリのアセットパイプラインのデフォルトがPropshaftになったことに起因するものです。

-  # Do not fall back to assets pipeline if a precompiled asset is missed.
-  config.assets.compile = false

ですので既存アプリは、Propshaftへ移行する前はこの設定は削除しない方が良いと思われます。

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rails 7.2からrails 8.0への移行(アップデート、アップグレード)で必要な作業

wakairo @wakairo
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Rails 8.0におけるaction_controller.perform_cachingとaction_mailer.perform_caching

config.action_controller.perform_cachingconfig.action_mailer.perform_cachingは、両方ともキャッシュ機能を有効にするかどうかの設定です。

rails newで生成されるconfig/environments/test.rbにおいて、 8.0からは以下のようにこれらの設定を無効にするコードが削除されました(この変更のPRこの変更のCommit)。

-  # Show full error reports and disable caching.
+  # Show full error reports.
   config.consider_all_requests_local = true
-  config.action_controller.perform_caching = false
   config.cache_store = :null_store
-  # Disable caching for Action Mailer templates even if Action Controller
-  # caching is enabled.
-  config.action_mailer.perform_caching = false

公式として8.0からはテスト環境ではキャッシュが効いた状態を標準とするということだと思いますので、既存アプリでも同じ設定変更、つまり、設定の削除をしても良いかもしれません。

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rails 7.2からrails 8.0への移行(アップデート、アップグレード)で必要な作業

wakairo @wakairo

Rails 8.0におけるassets.quiet

config.assets.quietは、アセット関連リクエストのログ出力を無効にするかどうかの設定です。後述のように、Rails 8.0.0でtrueにする以下の設定が削除されましたが、復活させるPRが出ていますので、既存アプリで削除するかには慎重な判断が必要かもしれません。

  # Suppress logger output for asset requests.
  config.assets.quiet = true

rails newで生成されるconfig/environments/development.rbにおいて、 8.0.0と8.0.1ではこの設定が削除されています(この変更のPR)。 しかし、この設定を削除するとターミナル出力がとっちらかるので設定を復活させるというPRがマージ済みですので、今後のバージョンでは設定が復活します。

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