コメントを利用してコマンドを再利用する方法
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Bash (Bourne-Again SHell) supported by the Free Software Foundation
C-u
、つまり、Ctrl
キーを押しながらu
キーを押す操作は、Bashやその背後にあるreadlineライブラリで、「カーソルから行頭までの切り取り」に割り当てられている。そのせいなのか、Unixシェルでパスワード入力中に失敗したときに、C-u
を押してからパスワードを正しく再入力すれば、処理が通ることが多い、という小ネタです。
unix-line-discard (C-u) ポイントから行頭までをキルします。 キルされたテキストはキルリング (kill-ring) に入ります。
https://ja.manpages.org/bash より
unix-line-discard (C-u) Kill backward from point to the beginning of the line. The killed text is saved on the kill-ring.
よく使うコマンドはaliasやシェルスクリプトの形で保存し再利用するのが王道かと思いますが、
「#」」を使ったコメントをコマンドの後ろに付けることで、コマンドを手軽に再利用する方法もあります。
例えば、以下のようにコマンドの後ろにコメントを付けておきます。
すると今後は、このコマンドをそのまま再実行したいときには、
C-r
のあと#cfbb
と入力してEnterで再実行できます。ちなみに、コマンド全体が同じではなく、引数などの部分をそのときそのときで変えたい場合には、 先ほどの操作から続けて、
C-e
で行末に移動し、M-b
とM-f
で単語単位で移動して、M-d
かC-w
で単語単位で削除して、新たな内容を入力、といった形で対応することも出来はします。 もちろん、こういった操作がややこしい感じになるなら、素直にaliasかシェルスクリプトの活用の方が良いのではないかと思いますので、このコメントを利用した方法が活躍する場面は、全く同じコマンドを繰り返す場合だと思います。同じコマンドをパパッと使い回す方法として便利なときがあるかもしれませんね。
それから、
.bash_history
を後から見たり検索したりするなら、こういうコメントが残っていると実は便利なのかも。