Categories
├─Books Cloud services Events Standard TechTips Others
├─Software
│ ├─Mac OS Programming languages Windows Others
│ ├─Libraries
│ │ └─C C++ Java JavaScript Python Ruby Rust Others
│ └─Unix
│ └─Unix commands Others
└─Web
└─Document Service Others
シェルスクリプトで壊さずに全ての引数を別コマンドに引き渡す書き方
基本はダブルクォーテーション付きの
"$@"シェルスクリプトに渡された全ての引数を、そのシェルスクリプト内で別のコマンドに引き渡す場合は
"$@"を使います。 例えば、以下のように記述します。"$*"や$@(ダブルクォーテーションなし)を使うと、'foo bar'のようなスペースを含む引数がスペースで分割されて壊れてしまいます。shコマンドに渡すときは
sh -c '..."$@"...' -- "$@"1つの実行コマンドしか受け付けない
sudoやssh、docker runなどで、 複数コマンドの実行などの複雑な処理を行いたいときに活躍するのがsh -c '...'です。シェルスクリプト内で
sh -c '...'にすべての引数を渡したいときは、sh -c '..."$@"...' -- "$@"と記述します。 例えば、以下のように記述します。先頭のいくつかの引数を取り出して残りを渡す場合(おまけ)
検索ワードのような「固定の引数」と、複数のファイルのような「可変長の引数」が混在しているケースです。 これらをまとめて
sudoやssh、docker runなどに投げたい場合は、-cオプションの文字列内でshiftを使います。以下は、第一引数が検索文字列、第二引数がその検索文字列を置き換える先の文字列、 第三引数以降はこの検索と置換の対象となるファイル(複数個指定可)となっている例です。
minitest6にアップデートするとrails testがエラーになる
現象
2025/12/18にリリースされたminitest 6.0.0のgemにアップデートしたところ、
bin/rails testの実行で以下のエラーが発生して止まりました。ちなみに、テストが1つも無い状態ではこのエラーは発生しませんでした。とりあえずの回避策
Gemfileの
group :testのところに以下の記述を追加してminitestのバージョンを6よりも下に設定したところエラーは出なくなりました。SprocketsからPropshaftへの移行に関する注意点
Propshaftへ移行したらSprockets用の設定は削除可能
config/environments/production.rbにある以下の設定はSprocketsの設定なので、 Propshaftへ移行したら、削除可能です。参考情報
https://www.techtips.page/ja/comments/658
SprocketsからPropshaftへの移行に関する注意点
Propshaftは.erbを処理しない
Sprocketsは拡張子が
.erbのファイル(例:foo.scss.erb)を処理しますが、Propshaftは処理しません。 そのため、Sprockets で.erbを処理している場合、Propshaftへ移行するには次のいずれかの対応が必要になります。.erbの利用をやめ、プレーンなCSS/SCSSなどに書き換える.erbの処理を、Propshaftに渡す前の前処理として別途組み込むSprocketsからPropshaftへの移行に関する注意点
Propshaftへの移行に際して、tailwindcss-railsまたはdartsass-railsを選ぶのもあり
Propshaftの公式移行手順では、CSS関連の処理が必要な場合の選択肢として cssbundling-rails のみ紹介されていますが、 tailwindcss-rails と dartsass-rails という選択肢もあります。cssbundling-railsのREADMEには、選び方のヒントが掲載されています。
SprocketsからPropshaftへの移行に関する注意点
SprocketsからPropshaftへの移行手順は、 以下のPropshaftの公式手順で基本的には問題ないと思いますが、 この公式手順に記載されていないものを中心に、 移行における注意点をこのTopicで集約できればと思います。
https://github.com/rails/propshaft/blob/main/UPGRADING.md
OmniAuthを利用したログインのボタンやリンクではTurboをオフにした方が無難
OmniAuthを利用すると外部サービスの認証情報を用いたログインが可能となりますが、 そのログインのボタンやリンクでは、以下のように
data: {turbo: false}を付けてTurboをオフにしないと、ログインが機能しない場合があります。なお、公式のREADMEにあるRails向けサンプルでも
data: {turbo: false}が用いられています。また、Rails 7からは、Turboがデフォルト構成に組み込まれ有効になっているため、OmniAuthを利用する際は本件への注意が必要です。
setup-rubyにおける.ruby-versionを用いたバージョン指定
ruby-version:が無いときのデフォルト動作では、まず.ruby-versionを読みに行くのですね。知りませんでした。ちなみに少し調べてみたら、2020年のv1.3.0のときから既にそういう仕様のようですね。
それから、railsの新規アプリのGitHub Actionsの設定も現在は
ruby-version:を省略するようになっていますね。setup-rubyにおける.ruby-versionを用いたバージョン指定
setup-rubyのREADMEに以下の記述がありますので、
ruby-version:を設定ファイルにあえて書かないことで、.ruby-versionに設定することも可能です。設定ファイルをできるだけ簡潔にしたいなら書かない選択もありですし、逆に分かりやすさを重視するなら明示的に書くのも一案です。どちらを取るかは悩ましいところですね。
Podmanのreplaceオプションを使ってワンコマンドでPodを作り直す
以下のコマンドの実行などで、Podに対応するKubernetes YAMLファイルを一度用意しておけば、
replaceオプションを利用した以下のコマンドで1つで、PodとそのContainerの停止から削除、再生成までを一度に行えます。Imageの更新について
Kubernetes YAMLファイル内で
imagePullPolicy:を指定していないlatestタグのImageは、replaceを利用した前述のコマンドの実行により、Imageの更新(pull)も併せて行われます。latest以外のタグのImageが更新された形でPodを再生成したい場合は、 以下のコマンドでImageを更新してから、
replaceを利用した前述のコマンドを実行します。参考情報