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深津貴之氏が紹介したチャットAIの使いこなし術
2023年2月9日のイベントで深津貴之氏が紹介した、ChatGPTを主眼としたチャットAIの使いこなし・ノウハウに関する情報のまとめです。
情報源
問いかけ文の工夫
深津式プロンプト・システム
以下の形式を基本とし、アレンジして使用する。
対話形式による情報追加への誘導
問いかけ文の最後に以下の一文を入れる。
ChatGPT自身に情報を出させてから問いかけする
ベストプラクティスを聞いてから、そのベストプラクティスを実行させる。
例:「タイトルを書くときに最も大事なことを5つ教えてください。」->「では、その5つを大事にしたタイトルを教えてください。」
深津氏がチャットAIの活用に適していると考えているシーン
Bing Chatの使いこなし術
「以下のURLにある情報を要約して。
URL: [要約する対象のURL]」という問いかけ文を使うと、けっこう安定して指定したURLを参照してくれるようだ。
ただ、指定したURLを参照しているのも関わらず、指定していないURLの内容の要約結果を出されてしまったことがあった。
もはや特定のURLやPDFにある情報を要約してくれる専用のサービスやモードが欲しい気もします。
Bing Chatの使いこなし術
「この論文を要約して。[論文のURL]」という問いかけ文が安定しない。けっこうな確率で失敗してURLの論文とまったく関係ない返答が返ってくる。
ちなみ、試しているのが日本語論文だから成功確率が低いのだろうか?
Bing Chatの使いこなし術
「教えて下さい」と「考えて下さい」で回答がだいぶ変わるらしいです。
https://www.excite.co.jp/news/article/OtonaLife_otona_life160224/?p=6
Microsoft公式による新しいBingに関する情報
新しい Bing の構築にあたって
現在のところ、検索とチャットをスムーズに切り替えられるUXを目指しているとのこと。つまりMicrosoftは現時点では、検索をチャットに完全に置き換える戦略は採用していないということであろう。
Microsoft公式による新しいBingに関する情報
新しいBingに関して、Microsoft公式が発表した興味深い情報を載せていくTopicです。
Bing Chatでは質問の仕方で得られる情報がかなり異なってくる
BingのChatにおいて、入手したい情報が同じであっても、質問として入力する文を変えると、出力される情報がかなり異なる場合がありました。
ですので、BingのChatの価値は、質問文を作る人間の技量によって、つまり、ある人がどれほど使いこなせるかによって、大きく変わりそうです。
以下に具体例を示します。
シンプルに質問した場合
質問文
回答文
命令書として制約を加えて指示を出した場合
質問文
回答文
日本語の方言への対応力
関西弁はけっこう行けるらしい。関西出身ではないので、関西弁の中でも大阪弁らしさがどこまで出せているのかは分かりませんが、「わてはねこやで。なまえはまだないねん。」は自然な方言のように感じられます。
津軽弁で試してみると「わがひゃはねこだべさ。なまえはまだねえだべさ。」との回答が返ってきました。適切な津軽弁なのかどうかなのかは分かりませんが、少なくとも東北の方言っぽさは感じます。
ChatGPTは津軽弁に全く対応できていなかったことに比べると、新しいBingは順当に進化しているようです。
パッケージにアップデートがあったときの通知
WingetUIを以下のように設定することで、インストールしたソフトウェアのパッケージに更新があったときに通知を受け取ることが出来ます。
現在、この通知を有効にしてWingetUIを利用しているのですが、通知を受け取ってから数回の操作でサクッとソフトウェアのアップデートが出来るので便利です。
ただし、wingetを利用し始める前に既にインストールしていたソフトウェアについては、更新の通知を受け取っても、その先がスムーズに進まないことがしばしば起きています。
一度アンインストールしてwingetからインストールし直せば良いのかもしれませんが、データや設定が飛ぶリスクが気になってそう出来ていないソフトが残っています。
まっさらな状態からwingetを使っている場合は、WingetUIの通知機能を使ってソフトを最新に保つことが快適に出来そうですが、後からwingetを使い始めた場合はプッシュ型の通知よりも、自分の都合の良いタイミングでwingetコマンドを叩いた方が良いのかどうか。それとも、今は我慢で、wingetへの対応が進めば個々のアップデートでつまずくことは減っていくのでしょうか?
ChatGPTのビジネス応用
以下のプレスリリースをよむかぎり、弁護士ドットコムはChatGPT系の技術の応用に積極的なようである。
背景には、ChatGPT系のAIに司法試験を解かせてみると現時点でもそれなりの解答が出来てしまっており、今後順調に技術革新が進めば凡庸な弁護士レベルの回答であればAIでも可能になりそうだという雰囲気があるようだ。